秋が深まってくると、玄関のドアノブに触れた瞬間「バチッ」と痛みが走る……そんな経験、増えていませんか。
私も毎年この時期になると、車のドアを開けるたびに一瞬身構えるようになります。買い物カゴを持ち上げるとき、エレベーターのボタンを押すとき、同僚とすれ違いざまに肩が触れたとき。「またか」とうんざりするあの痛みは、実は肌と髪の乾燥がかなり進んでいるサインです。
以前の私は「我慢するもの」だと思っていた
正直に言うと、数年前まで静電気は「冬になったら仕方ないもの」だと思っていました。ドアノブに触れる前にそっと壁を触ってから、なんて小細工をしながらやり過ごすだけ。特に対策らしい対策はしていませんでした。
でも40代に入ってから、明らかに静電気の頻度が増えたんです。同じ季節、同じ服を着ていても、20代の頃はここまでバチバチしなかった気がする。調べてみると、加齢とともに皮脂や水分を保つ力が落ちて、肌がもともと乾燥しやすくなっていることが関係しているようでした。静電気が起きやすいということは、体がそれだけ乾いているというサインでもあるのだと知って、見方が変わりました。
気づいたきっかけは「髪の広がり」

きっかけは些細なことでした。セーターを脱いだ瞬間、髪の毛が顔にまとわりついて広がる。ブラシで髪をとかすたびにパチパチと音がする。それまでは「静電気は静電気、髪の広がりは髪の広がり」と別々の悩みだと思っていたのですが、どちらも同じ「乾燥」が原因だと気づいてからは、まとめて対策できるようになりました。
私が変えた3つの習慣
①素材を選ぶようになった
ポリエステルやアクリルなど静電気を起こしやすい化学繊維の服を、なるべく綿や麻などの天然素材に置き換えるようにしました。特に一番外側に着るアウターと、肌に直接触れるインナーの組み合わせを見直しただけで、バチッとくる回数がかなり減りました。全部買い替える必要はなく、手持ちの中で組み合わせを変えるところから始めています。
②ハンドクリームを「予防」として塗るようになった
これまでは手が乾燥して荒れてから塗る、という順番でしたが、外出前や乾燥した場所に行く前に先に塗っておくように変えました。手のひらや指先の水分量が保たれていると、ドアノブなど金属に触れたときの放電が和らぐ感覚があります。
③部屋の湿度を数字で管理するようになった
「なんとなく乾燥してるな」という感覚だけに頼らず、湿度計を置いて40〜60%を目安に加湿するようにしました。加湿器を置いた部屋にいる時間が長い日は、静電気の起きる回数が明らかに少ないと感じています。
髪のパチパチには「触れるもの」を見直す
ブラシやコームをプラスチック製から木製や天然毛のものに替えたのも、地味に効果を感じたポイントです。髪をとかす道具を変えるだけで、朝のスタイリングのストレスが減ったのは想定外でした。
髪や頭皮の乾燥が気になる方は、頭皮の乾燥・フケ対策の記事もあわせてどうぞ。
まとめ
静電気は「季節のもの」と諦めていましたが、素材・保湿・湿度の3つを見直すだけで、痛みに身構える回数はぐっと減りました。バチッとくる頻度は、実は体からの小さな乾燥サイン。今日からできることばかりなので、よかったら一つずつ試してみてください。
- 服の素材を天然繊維に少しずつ置き換える
- ハンドクリームは荒れる前の「予防」として塗る
- 部屋の湿度は40〜60%を目安に数字で管理する

